数々の有名ドラマや映画の
脚本家として活躍されている相沢友子さんは
シンガーソングライターや女優としての活動を経て
2000年「世にも奇妙な物語」で脚本家デビュー。
そんな相沢友子さんが「原作改悪脚本家」と言われているようです。
今回は、特に改悪が目立つと言われている作品を
SNSの声などから調査しました。
【9選】相沢友子が改悪した作品は?
その1:映画「プリンセストヨトミ」(2011年)
「プリンセストヨトミ」は万城目学さんの小説が原作ですが
こちらも原作ファンからは
・最後が強引に丸くおさめた
と、登場人物の性別を変えてしまう、
オチを強引に繋げてしまう
という致命的な改悪があったということで、憤った原作ファンが
数多くいらっしゃったようです。
プリンセストヨトミすきだけど映画でわりとメインキャラが性別違うってきいてなんのために…ってなったので見てない
— ひの (@crazyxxx_0707) December 5, 2023
セクシー田中さん漫画既読ドラマ未視聴だけど、
原作者叩きを起こした騒ぎの発端は、あのプリンセストヨトミの脚本家なのかよ…
あそこまで原作ボロクソ改悪しまくったつまらない脚本をよく書けるなと憤った映画。
もう漫画の続きが読めない事が何より悲しいし、集団で追い詰めた人たち一生恨むから。— ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡• (@DasEwigeDasein_) February 1, 2024
改悪というと「プリンセストヨトミ」も無理に綾瀬はるかを使いたかったのかわからないけど登場人物の性別を逆転させてしまった弊害で原作の持つ懐の深さが失われてしまったからなぁ。最後に丸く収まるところが強引になってしまった。
— Tsuyoshi(自堕落) (@tsuyo_t) November 1, 2013
しかしキャスティングまでは脚本家の仕事ではないでしょうから
キャストは何か別の事情があって
主人公の性別については関係者から言及があったのかもしれません。
その2:ドラマ「ビブリア古書堂の事件手帖」(2013年)
「ビブリア古書堂の事件手帖」の
改悪だといわれる点は、
- 主人公のルックス
- 主人公の性格が別人
- 兄弟の設定が変わっている
という点です。
原作では、黒髪ロングが美しい主人公。
しかし映画では、茶髪のショートヘアに。
また、性格も
原作では、オドオドしたコミュ障な主人公だったはずが
映画では積極的にいろんなことに首を突っ込む性格になっています。
ビブリア古書堂の事件手帖はドラマ版で主人公のビジュアルイメージをガッツリ破壊されて原作すら読まなくなったなぁ…漫画かアニメになってたら久しぶりに触れてみようか…
— ケバブ🍺維納酒造 (@kebab1453ad) January 30, 2024
主人公のルックスや中身まで変わってしまい
まったく別人になったことで
原作ファンからは、原作すら読まなくなってしまったという悲しい声が。
原作では妹がいる設定でしたが、こちらもキャストの都合でしょうか。
弟になっていました。
その3:映画「脳内ポインズンベリー」(2015年)
脳内ポインズンベリーで主に話題にのぼっていた改悪点は
・早乙女がクズ男すぎる
・越智といちこの関係が異なっている
トレンドを見てしまって、ふと思い当たって見てみたらやっぱり「脳内ポイズンベリー」の映画脚本の人だった……。魚が泳ぐシーンなんでカットしたやつ。
— しょーの あき (@shonoaki) January 27, 2024
件の方、『脳内ポイズンベリー』を担当されていたっていうのでハッとなった。あれ原作も「!?」って思ったけど、映画が本当に……ビブリアといい、ロングヘアのキャラをショートにするのが好きなのかな?
— イクラ丼❤️🩹 (@buridonikura) January 27, 2024
脳内ポイズンベリー… 越智さん違う!原作のがカッコ良かったのになんで?誰これ? (つω;`) ウッ
— ソラ (@SORA0789) April 1, 2016
その4:映画「本能寺ホテル」(2017年)
「本能寺ホテル」では、脚本家の相沢友子さんと、
もともと脚本をつとめる予定だった万城目学さんの間に
トラブルがあったいうことで、
万城目学さんが訴えています。
小説家である万城目学さんが当初「本能寺ホテル」の脚本を担当されていました。
しかし、プロデューサーや監督と反りが合わなかったようです。
しかし、同誌によると、「本能寺ホテル」は万城目氏の書き下ろし脚本が売りで、プロデューサーと監督、万城目氏の三人で何度となく打ち合わせを重ねていたはずだったが、昨夏のクランクイン直前に完成した脚本が全ボツになってしまったという。
(引用:https://www.excite.co.jp/news/article/Real_Live_31965/)
最終的に、万城目学さんは脚本担当を降ろされ、
相沢友子さんが脚本を書いたのですが
予告編を見た万城目学さんは、
自分のアイデアを無断で使われてたことに気がつき、
抗議を行いました。
脚本の中核をなす万城目氏のアイディアが、何の断りもなく映画の中で流用されていたという。そのため、万城目氏は即座に抗議し、問題のシーンを削除するよう要請したが、フジテレビの回答は、「場面の削除は不可能です」。
(引用:https://www.excite.co.jp/news/article/Real_Live_31965/)
結局、場面の削除はできないという回答があり
そのまま作品は世に出てしまったようです。
その5:ドラマ「人は見た目が100パーセント」(2017年)
ドラマがはじまった当初、まだ完結されていなかった漫画が原作のドラマ。
そのため、ストーリーはかなりオリジナルな雰囲気になっていました。
以下の3点が、視聴者や原作ファンからは違和感があったという声があがっています。
・ストーリーがオリジナルすぎる
・原作の明るいコメディな雰囲気がなくなった
地味でおしゃれに興味がない女性が主人公を
ファッションアイコンのような桐谷美玲さんが演じたことで
ギャップがすごすぎる、というポストで溢れていました。
人は見た目が100パーセント見てるけど桐谷美玲が地味女役はマジで無理があるよ、可愛すぎるて
— 🐱 (@IIMmsrpRdQ73198) September 20, 2023
人は見た目が100パーセント
改悪すぎてクソなんだけど
— つるこ (@ito_turuko) April 13, 2017
人は見た目が100パーセント、漫画は最初から笑いっぱなしだったけど、ドラマ全然違う。暗い〜!良さが伝わらなくて残念。これからおもしろくなるのかなぁー
— 美影 (@mikagetan) April 13, 2017
他にも、原作は笑える内容だったのが
ドラマだと暗すぎて見ていられないという声も。
その6:ドラマ「トレース 科捜研法医研究員の追想」(2019年)
次の作品は、「トレース 科捜研法医研究員の追想」です。
この作品の改悪部分は
おそらくタイトルが変わっている点が最大のポイントではないでしょうか。
他にも多々ありました。
・登場人物の性別が違う
・登場人物の性格も全然違う
・口癖もなくなった
それにしても……キメラの話は『トレース科捜研法医研究員の追想』の中で1番好きなので、全然違う話になったのは悲しい……。「タイムイズマニー」が口癖の大久保ゆかりが大好きなんだよ💦重~いストーリーと笑いのバランスが絶妙。#トレース科捜研の男
— よっしー (@0305yossy) January 15, 2019
重要なシーンや役柄が全く別物になっていた、という声も。
FODでトレース見たけどなにあれなにあれなにあれ。全然原作と違うやんけ。大体なんだよ、サブタイトル科捜研の男ってパクリじゃねえか。科捜研法医研究員の追想だろ。貝塚科長はそもそも男だしなんで小雪なんだよ。虎丸だって全然性格違うしあんな怒鳴り散らす人間じゃないし、部下のキノコ誰やねん。
— ついちゃん🥟🥟🥟 (@ayaka_2G) January 14, 2019
今原作の「トレース 科捜研法医研究員の追想」を見に行ったら1巻無料となっていたので数ページ読みました。全然違うwww というか、うーん!原作通りの方が月9っぽくできたんじゃない…?分かりやすい口癖もあるのになんでこんなに変えたんだろう。
— 気体 (@yumegiwa_jp) January 7, 2019
原作のままのほうが月9っぽくて良かったのに
なぜここまで変えてしまったのか?という単純な疑問も多くありました。
しかし一番はやはり、タイトルごと変わってしまっていたことではないでしょうか。
前クールに録画しておいた「トレース〜科捜研の男〜」を見てるのだけど、物語のテイストも捜査手法も検査方法も人間関係も何もかも科捜研の女と違うのに何でこんなタイトル付けたかな。原作通り「トレース 科捜研法医研究員の追想」の方が絶対良いのに。
— ツキノワグマ (@Tsukinowa_Guma) May 17, 2019
「トレース 科捜研法医研究員の追想」
面白い漫画だったのにドラマ化したらタイトルがトレース〜科捜研の男〜
になってて腹が立ったの思い出した。脚本家ってろくなことしないね。
— にゃーこちゃん。 (@nya_kochan) January 29, 2024
ドラマ「科捜研の女」を思い出してしまうのに
それとも違う・・・
タイトルは変えないほうが良かったという声が、
当時から多くありました。
その7:ドラマ「さんかく窓の外側は夜」(2021年)
「さんかく窓の外側は夜」は
メインキャラの設定がかなり変えられていたようですね。
- 主人公・三角が暗すぎる
- ヒウラエリカがヒロインになっている
- BL要素がなくなっている
- 謎がひとつも解けていない
『さんかく窓の外側は夜』の原作(漫画)大好きだったのに映画はもう主人公の性格から全く違うくて、どうなったらこうなんねん?!?!ってすごく腹立たしかったのだが同じ脚本家さんか…
カットされてるとか以前の問題だと思うよ…原作読んでる?レベル— なぷ (@napu_ta) January 27, 2024
特に「さんかく窓の外側は夜」の原作は、
BL雑誌「MAGAZINE BE×BOY」で連載されており、
さらにキャストも原作イメージに近く、非常に楽しみにしているファンも多かったようです。
ところが、みたことを後悔するレベルに改悪があったということです。
さんかく窓の外側は夜は原作も好きだけど主演のお二人がイメージに近い感じがして楽しみにして映画を観たけど、観た事を後悔するレベルでした。今回の脚本家問題であれも同じ脚本家だったと知り納得。原作壊し屋。この人が関わった作品は絶対に観ない。#セクシー田中さん#ミステリと言う勿れ
— 石の上に3年は座れない (@IW2RrRcvJwFj9GV) January 28, 2024
ていうか今更だけどBL部分ガッツリ削って「先生」ポジをオリジナルキャラクターにして霊能バトルバディ映画にされたらしい実写版さんかく窓の外側は夜の脚本もドラマミステリと言う勿れの脚本家の相沢友子氏なんですか そうですか……
— 宵野光 (@Julius_Li) March 14, 2022
BL要素の大幅削除も、
もはや原作のジャンルが変わってしまっていて
がっかりしてしまうファンも。
その8:ドラマ「ミステリと言う勿れ」(2022年)
こちらも原作がとても面白いと評判だった
「ミステリと言う勿れ」。
とくに改悪されたと感じるポイントは、以下の3つでした。
- 脇役の風呂光聖子の設定
- ガロとアンジュの関係性
- 恋愛要素多め
原作では、脇役キャラの一人だった風呂光聖子が、
ドラマではメインキャラとして原作以上の活躍をし
主人公の整に対して恋愛感情を持つキャラクター
となっていました。
原作には全くなかった設定です。
この脚本家ってミステリもダメにした人か。ととのう君はとても良かったけど、風呂光に恋愛要素入れてクローズアップさせたのが本当に嫌でつまらなくした人だよね?
最初から脚本家チェンジできたらよかったね…
原作リスペクトできないやつは実写化に関わっちゃだめじゃない?— 🌸まりな⛸🎾 (@doctor_ye11ow) January 27, 2024
これにより、純粋な謎解きストーリーから
ラブストーリー寄りの展開となっていき
がっかりした原作ファンが多かったようです。
さらに、
原作では、「弟と姉」だったガロとアンジュが
ドラマでは、「兄と妹」に変わっていました点も
原作ファンを最大限がっかりさせる結果となりました。
ミステリという勿れのドラマの脚本の改悪がまた取り沙汰されてるけど、私は風呂光さんのキャラの変容よりガロとアンジュの弟と姉という関係を兄と妹にしてしまったのが嫌だったな。弟と姉だから良かったのに。
— ACCOOOH (@tekurubushi) January 27, 2024
兄弟設定が変わってしまうことで
微妙なやりとりが変わるのは当然のことでしょう。
原作ファンからは、
弟と姉だったから良かったのに
という声がありました。
その9:ドラマ「セクシー田中さん」(2023年)
セクシー田中さんの改悪点は
・個性の強い登場人物を全くの別人キャラクターに変更
・作品の核となる大切なシーンを大幅に削除
という3つ。
特に原作者の芦原妃名子さんからは
「必ず漫画に忠実にしてドラマ化ほしい」という申し出があったということで
大きな社会問題となりました。
原作ファンでもなく、先が気になるから最新刊と無料の1巻だけ漫画で読んでたんだけど、最新刊の旧態然とした恋愛物とちがう、目を覚まさせるようなリアルさが、ことごとく改悪されてるのは何でなの?
お酒好きなんでしょ?って甘甘のマズイ何かを貰ったような気分。#セクシー田中さん— ぽん吉 (@17HmnFpDZSogQmV) December 17, 2023
ドラマの先が気になった方が
試しに読んだ漫画とドラマのギャップにとても驚き
まさに「改悪」という表現をされています。
原作では笙野が元カノを自宅に招待した時、座る間もなく家事をする母と、母を家政婦扱いする父、それに何も言わない笙野に、元カノがチクリと一言言ったはずなのに、ドラマでは暗に匂わすだけに留めたの何でだろう。「女性が自分らしく自由に生きる」がテーマのドラマなのに。 #セクシー田中さん
— ㄘいㄜん🌥️ˎ₍•ʚ•₎ˏ🌥️たまには定時で帰りたい (@silk4653) October 30, 2023
「女性が自分らしく生きること」がテーマのセクシー田中さんの中で
大切な描写が、ゆるやかな表現にとどまっているところにも
もやっとした視聴者が多かったようです。
しかし脚本家だけに、すべての決定権があるわけではありません。
相沢友子さんが「脚本」を担当されていますが
相沢友子さんに全ての責任があるわけでは一切ありませんので
誹謗中傷などは絶対にやめましょう。