香港で政治デモの中心人物として活動していた周庭(しゅうてい)さん。
2020年に逮捕されて以来、出所後も精神的に不安定で、身動きの取りづらい日々を過ごしていたようです。
今回、留学先のカナダより、日本の番組でインタビューに応じる姿を久しぶりに見て、周庭さんの現在の生活が話題にあがっています。
カナダへ事実上の亡命をとげたという周庭さん。
逮捕理由から、現在に至るまでを調査しました。
周庭のプロフィール
年齢:27歳(2023年12月現在)
出生地:香港(イギリス領)
出身校:香港浸会大学
所属政党:香港衆志(デモシスト)(2016-2020)
・民主派政党「香港衆志」の創始者の一人
・香港では「学民の女神」と呼ばれている
・2020年11月BBCが選ぶ「今年の女性の100人」に選出される
周庭の逮捕理由は?
【2023】周庭の現在はカナダへ亡命した?
・投獄中は、解放される最後の夜まで「ここから出られないかも」と不安だった
・出所後も定期的に報告が必要
・パスポートは没収され、出国できない状態
・また突然、家のドアを壊されて連行されるのでは?と恐怖が蘇ることがある
・医師からは不安、パニック、心的外傷後ストレス障害、うつ病と診断されている
・常に監視され、2023年は最悪の気持ちだった
・行き先は、カナダの大学
・大学からの条件付きで権利をもらい、国家安全保障に申請書を提出した
・学者や一般市民を含む関係者には連絡もしない
長らく周庭さんはパスポートを取り上げられるなど、出国制限がかかっていましたが、きちんと指定された日に警察に出頭していたことから、渡航許可が出ていました。
しかしカナダへ入国した現在、香港警察から、再度出頭するよう呼びかけがされています。
香港警察「法律に違反する行動だ!」
周庭さんは番組内で、以下のように語っています。
「すごく難しい決断なんですけど、カナダに来て大学院の勉強をして、(香港に)帰らないことを決断しました」「私はただ自由に生きたいと思っています」(引用:Yahoo!ニュース)
今後の具体的な活動方針は決まっていないとしながらも、民主化運動を続ける意思を語りました。
これが事実上の亡命として、香港警察当局は「あからさまに法律に違反する行動を強く非難する」と声明を出しています。
具体的に、今月末までに香港に戻って出頭するよう呼びかけています。
これにたいして日本では、周庭さんの身の危険を心配する声があがっています。
SNSでは「周庭さんが危険」との声
中国はこういう人を許さないだろう。 カナダにいても、突然行方不明になったり、原因不明の不審死をとげたりすることが、現実味を帯びてきそうだ。 ロシアにしても中国にしても、「ある日突然」が日常的にある。 充分に気をつけて欲しい。(引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/72ebf7a33a4d081d83db63a9364886d69b2444c7/comments?page=2)
周さんの場合、政府が動くとしたら少なくとも当面は本人ではなく在中国の仲間や親族が標的で、かつその標的自身ではなく標的が親しい相手の失職とか、迂遠だが周さんまで伝わるところの嫌がらせレベルからだと思う 真綿で首を絞めるというやつ(引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/72ebf7a33a4d081d83db63a9364886d69b2444c7/comments?page=2)
数々の、過去の事案をおもって多くの心配のコメントが寄せられていました。
日本は考え難いようなことが起こる国が、まだまだあるということです。
まだ若い周庭さん。
生きやすく、活動しやすい場所で安心して暮らしてほしいと願っています。